
欧州委員会は9月21日、欧州経済社会評議会(EESC)及び欧州地域委員会(CoR)と共同で、「水レジリエンス・ステークホルダー・プラットフォーム」を発足した。ブリュッセルでの初会合には、EU域内の水セクターのハイレベル専門家50人超が参加。EU水レジリエンス戦略の実行を促進していく。
同プラットフォームは、欧州委員会のジェシカ・ロスウォール環境・水レジリエンス・競争力あるサーキュラーエコノミー担当委員、EESCのセイマス・ボランド議長、CoRのカルロス・モエダス副委員長が共同で発足。3機関がプラットフォームの任期を通じて共同議長を務める。
同プラットフォームには、企業、NGO、地方・地域政府、EU加盟国政府等、水分野に関わる幅広いステークホルダーが参画。水レジリエンス強化に向けた優先分野として、デジタル化、水利用効率、水再利用の加速等を扱う。戦略実施上の障壁を特定し、実践的な解決策を提示するとともに、幅広い社会や各セクターの関心を戦略のアクションに反映させる役割を担う。
欧州委員会は、水レジリエンスの2050年目標達成には、あらゆるレベルでの変革が必要と説明。EU加盟国、都市、地域に加え、企業、金融機関、アカデミア、NGO、若者の参画が重要になるとした。EUの水関連法令及び水レジリエンス戦略の完全な実施を中核に据える。
また同日には、水レジリエンス戦略の主要アクションの一つとなる「欧州水アカデミー」も発足。同アカデミーでは、欧州の水セクターや専門知識を活用し、水危機への対応能力を高めるとともに、備えや専門人材のスキル向上を図る。
欧州委員会は9月、水レジリエンス分野への投資促進策として、Green Assistの下で「水レジリエンス投資アクセラレーター」も開始済み。自然の保水機能と水利用効率に焦点を当てた革新的なパイロットプロジェクト20件を支援し、地域の水関連投資家、ソリューション提供者、水関連課題を抱える主体を結び付け、EU域内で同様の取り組みを広げる考え。
【参照ページ】
株式会社ニューラル サステナビリティ研究所[原文はこちら]
2026/9/30
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