世界保健機関(WHO)は7月5日、インフルエンザのモニタリングと評価の枠組みを発表した。インフルエンザ・ウイルスによるパンデミック対策として2030年まで運用される。WHOは2023年4月、パンデミック・インフルエンザ対策(PIP)枠組みに関し、2024年から2030年までのパートナーシップ貢献ハイレベル実施計画III(HLIPIII)を策定。パートナー国から拠出された準備資金の予算計画を決定している。HLIPIIIでは、各国のキャパシティ・ビルディングが最大の目的として標榜。さらに、それを支える成果として、保健システムの構築、インフルエンザ監視対応システム(GISRS)を通じた検査能力とレジリエントな感システムの維持・強化、地域社会のエンゲージメント及びナレッジ伝達、規制強化及び関連製品へのタイムリーかつ安価なアクセス・配分・配備のための共通アプローチの4つが設定されている。今回策定されたモニタリングと評価の枠組みは、WHO本部、地域事務所、各国事務所のチームによるテクニカルな実践とモニタリングを行うための指針。特に、進捗状況の測定方法が定められている。【参照ページ】WHO publishes pandemic influenza monitoring and evaluation framework株式会社ニューラル サステナビリティ研究所 [原文はこちら]2024/7/15Sustainable JapanSustainable JapanのホームページFacebooktwitter