国連の地球環境ファシリティ(GEF)が設立した生物多様性のための基金「グローバル生物多様性枠組基金(GBFF)」は3月20日、ブラジル、ガボン、メキシコにおける生物多様性に関するプロジェクトへ約4,000万米ドル(約61億円)を拠出すると発表した。同基金は、山火事、洪水、異常気象、都市のスプロール化等の人間の活動から野生種と生態系を保護し、持続可能な投資を促すためのもの。GEFは2022年12月、国連生物多様性条約第15回締約国会議(CBD COP15)のポスト2020生物多様性枠組となる「昆明-モントリオール生物多様性枠組」の採択を受け、生物多様性枠組基金の創設を発表。2023年6月に開催されたGEF理事会で同基金を設立する計画が承認され、2023年8月に開催された185カ国、1,500人以上が参加するGEFの第7回総会で批准され、発足した。2024年10月に国連生物多様性条約第16回締約国会議(CBD COP16)がコロンビアで開催される。CBD COP16に向け、生物多様性に関する目標実現に向けたアクションが加速しそうだ。【参照ページ】New biodiversity fund approves project preparation grants株式会社ニューラル サステナビリティ研究所[原文はこちら]2024/4/9Sustainable JapanSustainable JapanのホームページFacebooktwitter